会長挨拶

東山会会長
水野 清史
昭和38年卒業(第22回)

東山会会長就任にあたって

 はからずも東山会会長を引き受ける事となりました水野です。よろしくお願い致します。

 私事で恐縮ですが、子供の頃から東山キャンパスを遊び場(当事は鏡池は広くて水もきれい、広いグランド、付近の山にはしめじ等のキノコ…)として育った私 にとって、東山は“ふるさと”そのものであり、機械工学教室の卒業生としての思いが重なって、東山会のお役に少しでも立てるならと会長の役を引き受ける事 となりました。

 さて、隔年毎に開催されている恒例の東山会総会に出席させて頂きました。鈴木前会長以下理事の皆さんがこの四年間、同総会としての東山会のあり方について 真摯に議論を重ねられてきた状況を肌で感じる事ができました。

 『東山へ還る日』のような新しい企画も実施され、大変好評の様で喜ばしい限りですが、本会の最大の課題は財務状況、いわゆる懐具合が芳しくないという事 で、活動支援金の募集がなされたところ、予想以上の反響があったと聞いております。これは会員皆さんの東山会存続への強い期待感の現れに他ならないと思い ます。

 一方で、国立大学も独立法人化により、否応なく大きな転機を迎えており、良質な人材の供給源として、また世界に先駆けた優れた研究成果の発信源としての期 待は従来以上に高まっています。卒業生として、母校がどんな風に変身していくのか大変興味のある所ですが、同総会の東山会としても外野からハラハラドキド キ眺めているしかないのでしょうか?何かやれる事はないのでしょうか?

 産業界の立場から、学生に物づくりの実践教育の場づくりをという事で、昨年から学生フォーミュラ大会を自動車技術会が支援を始めました。名古屋大学も学科 を越えて、末松先生等のご尽力でチームが編成され、秋の大会参加を目指しています。東山会としても学生との接点を求めて、資金カンパ、技術指導等、物心両 面からの活動の余地はないか?等考えてみたりもしています。

 皆さんの関心や理解が高まっているこの機に、改めて新しい東山会に向けて役員皆様方のお力添えのもと、知恵を出して行きたいと思いますので、ご協力の程お 願い致します。

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