会員からの便り

足立国際特許事務所
石原 啓策
平成6年卒業(第53回)

弁理士業をやっております

 平成6年の学部卒業、平成8年の博士課程前期の修了、三菱電機株式会社への勤務 を経て、現在は、名古屋市内の特許事務所に勤務致しております。
 在学中は、田中啓介教授のご指導の下で、金属薄膜のX線応力測定法について研究 を行ないました。現在は、弁理士として、知的財産全般に関わる仕事に従事していま す。例えば、特許に関して言えば、機械工学を中心とした比較的幅広い分野の技術に ついての国内外への特許出願や特許権に基づく権利行使などをお手伝いする仕事を行 なっています。
 近年、小泉首相が掲げた「知的財産立国」政策により、大学を取り巻く知的財産に 関する環境は大きく変化しています。平成15年10月には、研究成果としての知的 財産の保護・活用を効果的に図るため、名古屋大学にも、知的財産部が設置されまし た。
 このような流れの中、私が所属する日本弁理士会東海支部では、平成15年10月 に、東海地域所在の大学における知的財産の創造、保護および活用を支援するため、 「知的財産支援のための大学キャラバン隊」を創設しました。
 このキャラバン隊の使命は、各大学の要請に応じて隊員の弁理士が身軽に出かけ、 知的財産創造者としての教員や学生の方々に対して、知的財産についての説明を行な うことです。
 私も、通常業務の合間を縫って、キャラバン隊隊員としての仕事を微力ながら務め させて頂いております。お世話になった母校をはじめ、近隣の大学に少しでも役に立 つ活動をしていきたいと考えています。

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