第5回「東山へ帰る日」実施の報告
事業理事 石田 幸男 昭和45年卒業(第29回) |
卒業50周年を記念する恒例行事である「東山へ帰る日」が、名大祭の期間中の平成17年6月3日(金)に行われました。平成9年から隔年に開催されているもので、今年は第13回卒業生(昭和29年3月卒)と第14回卒業生(昭和30年3月卒)をお迎えし、母校の発展を見ていただくとともに、同窓生あるいは現教職員との懇親を深めていただきました。参加者の内訳は、第13回卒業生が14名、第14回卒業生が20名、東山会理事16名の計50名でした。現教官である我々にとって、大先輩の皆様をお迎えして現在の名古屋大学を見ていただくことは喜びであると同時に、ご期待に添えているかという心配も心をよぎる緊張する行事でもあります。
祝賀会は工学部2号館222番講義室で14時から行われました。最初に末松副会長の歓迎の挨拶が行われましたが、その中で東山会の創刊号と第2号が紹介されました。東山会の長い歴史と伝統を感じさせるいわゆる「お宝」で、参加された皆様は懐かしく閲覧されておられました。次に、機械系教室主任である田中英一教授による大学の現状説明と、新美智秀教授による講演「原子・分子の流れをとらえる」が行われました。祝賀会に続いて2号館南館玄関で記念撮影をしたあと、グループに分かれて学内見学が行われました。見学会は機力制御コース、熱水力コース、工作塑性コース、材力応力コースに分かれて研究室を中心に見学しました。あえて昔の名前のコース名でグループ分けしましたが、研究室の研究内容と施設が全く変わってしまったことに驚かれたのではないかと推察します。しかし、その新しい装丁の実験室の中に、昔の青春時代の思い出を感じられた方も多いかと思います。研究室の見学のあと、野依記念館など学内施設を見学しながら懇親会場へと移りました。
懇親会は16時30からユニバーサルクラブで行われました。水野会長の挨拶、藤本先生の乾杯のあと、多くの卒業生からスピーチをいただきながら、楽しいひとときを過ごすことができました。
主催する東山会理事としまして、同級生同士がもう少しゆっくりとお話をしていただける時間があったほうが良かったのではないかとの印象も持ちましたが、晴天に恵まれ、研究室を見学しながら話がはずんでいる様子を拝見し、ほっとしているところです。
最後に、卒業生の皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。