新任の先生の挨拶
マイクロ・ナノシステム工学専攻 マイクロ熱流体工学研究グループ 山口 浩樹 助手 |
平成18年3月1日付で,マイクロ・ナノシステム工学専攻の助手として着任致しました.現在,マイクロ熱流体工学研究グループ(新美研究室)の一員として働かせて頂いております.着任前は日本学術振興会特別研究員(PD)として東京大学大学院工学研究科機械工学専攻にて研究を行っておりました.
専門は希薄気体力学であり,高クヌッセン数流れを対象として気体分子間の振動エネルギー交換,気体分子‐固体表面相互作用などに関する研究を,主に数値解析を用いて行ってまいりました.今後は,光学的計測法による分子線実験などの実験的手法を利用して,さらに研究を発展させていきたいと考えております.近年では一般に大掛かりな実験装置を必要とする真空実験は避けられる傾向にありますが,こちらには非常に充実した設備,そして人材が揃っております.このとても恵まれた環境に対し,我が身の幸せを痛感するとともに一層身が引き締まる思いです.また,教育活動にも最大限の努力を惜しまずに行っていきたいと考えております.
まだまだ不慣れなことも多く,御迷惑をおかけすることは多々あることと存じますが,皆様の叱咤激励の程,宜しくお願い申し上げます.