新任の先生の挨拶
機械理工学専攻 電子機械工学分野 メカトロニクス制御講座 知能電子機械研究グループ 香川 高弘 助教 |
平成19年3月1日付で電子機械工学分野メカトロニクス制御講座の助教に着任いたしました。現在、知能電子機械研究グループ(宇野研究室)の一員として、宇野洋二教授、田地宏一准教授を始め、多くの方に支えられながら働かせていただいております。着任前は慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターの臨床工学室に勤務しておりまして、脳卒中や脊髄損傷により手足が不自由な障害者のためのリハビリテーション装置の作成に従事しておりました。
専門は計測・制御工学で、特に下肢麻痺者の運動計測と運動制御の解析について研究してまいりました。現在は豊明市の藤田保健衛生大学と愛知県内の企業と共同で下肢麻痺者の歩行補助ロボットの開発に取り組んでおります。特に、ユーザーのロボットの協調を実現するためのマンマシーンインタフェースや転倒を防止する制御システムの開発を進めています。超高齢化社会に進行に伴って障害者人口の増加が懸念されている中、障害があっても豊かに暮らすための技術開発の必要性を念頭に置きながら、少しでも貢献できればと考えている次第です。
まだまだ若輩者のゆえ、皆様には多くのご面倒をおかけすることと存じますが、ご指導・ご鞭撻の程を賜ることができれば幸甚に存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。