平成23年度 東山会会報

東山へ帰る日 開催報告


東山会 事業理事

渡辺 崇

昭和 55 年卒業(第 39 回)


  

平成23631400の,良い天候に恵まれた中,主に,第19回卒(昭和35年),第20回卒(昭和36年)の先輩をお招きして,「東山に帰る日」を開催いたしました.この会は,隔年で開催されており,次回は,平成256月に,主に,第21回,第22回卒業の先輩方をお招きする予定です.今回は,先輩各位に,この数年間で大きく変わった名古屋大学を,少しでも堪能して頂ければ,望外の喜びということで,会長,副会長,庶務理事を中心に計画を立てました.そして,会当日には,第19回卒業生が19名,第20回卒業生が10名の,計29名の先輩方にお集まりいただき,大学の理事側も17名,随伴しました.先輩方は,会が始まる前から,大いに談笑されており,理事側としては,いつ,会の開催を宣言して良いのか,迷うようでした.

 会は,祝賀会,写真撮影,フリータイム,懇親会の4部構成で行われました.

 まず,西沢理事の司会のもと,川地会長のご挨拶,機械系主任による最近十数年にわたる機械系の変遷報告,そして燃焼研究の今昔について,座学が設けられました.

 次に,ホームページにも掲載されている集合写真を撮りました.この時の先輩方の立ち位置の決め方においては,まさに,現在の学生が行うような席の譲り合いをなさっているようであり,小職にとりましては,昔も今も変わりないな,と思いました.
 
 写真撮影に引き続き行われたフリータイムでは,材料応力コース,機力制御コース,熱・流体コース,加工・精密コース,そして,学内散策コースから,自由にコースを選んで頂き,かつての学び舎を思い出していただくようにしました.小職は,学内散策コースを担当いたしました.そして,ノーベル賞展示室,博物館(旧古川図書館),豊田講堂などを案内させていただきました.博物館では,ノーベル賞の重さも体験頂きました.この学内散策コースで,広い名古屋大学内を歩くには,少し距離が長いかと案じておりましたが,先輩方の健脚ぶりをみて,これが危惧に終わったことは幸いでした.

 最後は,グリーンサロン東山「花の木」における懇親会です.池上理事の司会のもと,山口名誉教授のご発声で乾杯を行い,和やかに懇親会が始まりました.懇親会の途中では,突然の依頼にも関わらず,石川様,林様(昭和35年卒),鈴木様(昭和36年卒)からも,経験に根ざした有益なお言葉を賜るなど,盛況のうちに懇親会が過ぎて行きました.

 手前味噌ですが,先輩方の多くが,名古屋大学の変遷を楽しんでおられたようです.また,新しいものに対する興味,好奇心は,いささかも薄れていないようでした.今後とも,先輩方の益々のご健康,ご発展をお祈り申し上げます.そして,本学をやさしく,かつ,厳しく見守って頂き,新年同窓会などで再会できることを楽しみにしております.

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