会員からの便り
トヨタ自動車株式会社 製品企画本部 ZP チーフエンジニア 粥川 宏 昭和 59 年卒業(第 43 回) |
ホームカミングデイでの「名古屋大学の集い」のご案内をいただき「卒業30年も経ったんだ」と時の流れの速さに気付かされました。私は、車が好きだという理由でトヨタ自動車へ入社し今も車の事ばかり考えて毎日を過ごしています。私の学生時代はセリカ、フェアレディZ、RX7などスポーティカーが憧れで、車の為に日夜アルバイトに明け暮れていましたが、ライフスタイルの変化により今の学生の会話に昔ほど車が登場しなくなり少し寂しさを感じます。実際、日本ではミニバンのようなMPVや軽自動車が主流となり、環境性能の高いハイブリッドからEV、燃料電池と変化の時代を迎え、新興国市場の拡大より海外生産が急速に増えるなど、車を取巻く環境は大きく変わりました。そんな中、私は変わらず車創りに取り組んでおります。
昨年、娘の入学式で久しぶりに名古屋大学に足を運びました。学内を散歩しながらその変化に大変驚かされました、建物も綺麗に変わり「地下鉄」の駅まであるんですから。
そう、時間は自分で思うよりずっと早く流れており、その変化に対応して多くのものは「進化」してるんだ!なんて大げさに考えてしまいます。
そんな中、なぜか30年前と全く変わっていない大学近くの喫茶店に最近娘が出入りしているようで、そのギャップがなんだか嬉しく感じられます。
先日「イブニングサロン」の講師に同期の友人が登場するということで
多くの同期生が集まる機会を得ました。皆、風貌はやはり時間の流れにより「進化」を遂げていましたが、話せば学生時代のままで全く変わらず その後の宴会は本当に楽しい時間となりました。
皆さんも例えば東山会の新年同窓会などで旧友と懐かしい時間を作ってみてはいかがでしょう、時間を止めて後ろを振り返ってみるのも楽しいものです。