平成26年度 東山会会報

昇任挨拶


名古屋大学大学院工学研究科
マイクロ・ナノシステム工学専攻
生体医用マイクロ工学グループ

丸山 央峰 准教授


  

平成25年7月1日付でマイクロ・ナノシステム工学専攻・生体医用マイクロ工学グループの准教授に昇任いたしました。愛知県出身で、名古屋大学大学院工学研究科マイクロ・ナノシステム工学専攻で博士号を取得、1年間の研究員としての勤務の後、2年間東北大学大学院工学研究科で助教として勤務し、平成20年4月に名古屋大学に助教として着任し、現在に至ります。私自身が勉学・研究に励んだ名古屋大学で教員として勤務するのは感慨深いものがあります。最近は、研究教育活動に加え、所属学会での活動に従事する機会が増え。国内外の研究機関の研究者と交流する機会が増え、大いに刺激を受ける環境を得ることができ、大変やりがいを感じています。

 研究はマイクロ・ナノメカトロニクスに従事しており、主に卵子や細胞等の生体試料を対象とした温度やpH等の生理状態のマイクロ・ナノスケールでの計測技術、光照射によるフォトクロミック反応を用いたマイクロ・ナノスケールでの局所環境制御技術、といったテーマに取り組んでおります。マイクロ・ナノメカトロニクスは今後の日本の新成長分野の一つであり、未だ解明されていない現象や解決すべき技術課題が多く存在しています。この分野の研究者数は世界的にも増加傾向にあり、学術界及び産業界からの期待が大きく競争が激しいですが、充実した日々を送っております。名古屋大学は中部地域の基幹大学として、マイクロ・ナノメカトロニクス技術の普及およびそれを活用する人材育成が求められており、今後も日本の科学技術の発展に貢献すべく、研究・教育・社会貢献活動に一層邁進する所存です。東山会の皆様におかれましては、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

トップ > H26 会報 > 昇任挨拶