新任挨拶

名古屋大学大学院工学研究科 マイクロ・ナノシステム工学専攻 集積機械デバイス講座 マイクロ・ナノプロセス工学研究グループ 櫻井　淳平　准教授

本年7月1日付で、マイクロ・ナノシステム工学専攻集積デバイス講座の准教授に着任しました櫻井淳平と申します。東山会の皆様に着任のご挨拶を申し上げます。

　私について簡単にご紹介させていただきます。出身は茨城県で、平成14年3月に筑波大学工学研究科物質工学専攻で博士号を取得した後、東京工業大学・精密工学研究所の精機デバイス部門で機械系の研究室で助教を9年半経験いたしました。平成23年より、東京エレクトロン株式会社にて、薄膜Ｓｉ太陽電池用のナノインプリント技術の研究・開発を3年間行ってまいりました。

　学生時代はMEMS用Ti-Ni薄膜形状記憶合金の物性に関する研究を行っておりましたが、実際に新規材料を用いてMEMSの研究開発を行いたいと思い立ち、機械系の門を敲いて13年経ちました。現在は、秦誠一教授とともに、材料系出身の経験や知見を活かして、新たな機能性マイクロ・ナノ材料開発とそのマイクロ・ナノデバイスへの応用研究に取り組んでおります。

　名古屋大学も含めて名古屋の街が緑あふれる素晴らしい環境で、今後教育・研究活動に携われることに喜びを感じ、本学の教育・研究活動に貢献できるように努力・邁進してまいりたいと考えております。東山会の皆様には、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。