平成26年度 東山会会報

会長からの便り


東山会 会長
杉田 雄二

昭和 46 年卒業(第 30 回)

東山会会長として
  

平成24、25年度に引き続き、平成26、27年度も会長を務めさせていただくことになりました。微力ながら、副会長の新美智秀教授、庶務理事の巨陽教授、そして各理事の皆様とともに東山会の発展に努めてまいります。

 平成24,25年度の活動を振り返りますと、平成25年6月には、昭和37年、38年ご卒業の先輩合わせて28名をお迎えして、「東山に帰る日」を開催いたしました。大学および機械系教室の近況報告、最近の研究成果の紹介、ノーベル賞展示室と研究室の見学、懇親会と、ご出席の先輩方は半世紀の時の流れを懐かしみながら様々な会話を交わされていました。当日は突然のにわか雨に見舞われましたが、機械系学科の先生方には多大なご協力をいただき、盛会のうちに終えることができました。

 平成26年1月には隔年開催の総会・新年同窓会を名鉄ニューグランドホテルで開催いたしました。今回は特別講師として、名古屋大学法学部を昭和37年にご卒業の、前中華人民共和国駐箚特命全権大使、丹羽宇一郎様をお迎えし、「日中関係と日本経済の展望」と題してご講演をいただきました。マスメディアに流されずに冷静に判断することの大切さなど、参加された152名の会員の皆様とともに貴重な話を拝聴いたしました。その後、昭和33年ご卒業の元東山会会長鈴木隆充様による乾杯の音頭で懇親会に入りました。今回は近い卒業年次ごとにテーブルを囲むことにして、初めて出席された方にも知人が見つけやすい工夫を試み好評でした。また新入会員である修士の学生には会費を割り引く試みも行いましたが、残念ながら学生の参加は1名だけでした。今後も様々な工夫を加え、多くの会員が集まりやすい雰囲気づくりに努めたいと考えています。

 このほかの活動としては、イブニングサロンを3回、平均55名の参加を得て開催いたしました。また、平成24年度、25年度には合計188名の新入会員を迎えました。そして東山会基金から各年度3名の学生に「東山賞」を贈呈いたしました。

 平成24年度に会長を拝命した時、「卒業年次を超えた交流の価値創造」と「活性化に向けた企業会員の支援」に取り組みたいと会報に記しました。前者については模索中ですが、会員の皆様のご協力を得てホームページを一層充実し、情報発信力を強化したいと考えています。後者については既に企業出身の理事にもイブニングサロンの企画を担当していただいており、更なる活性化に向けて企業会員のご協力をお願いしてまいります。

 さて、平成26年、27年度の東山会は、名簿の管理を全学同窓会に一元化することにしたことから、名簿の再整備に力を入れたいと考えております。会員の皆様との持続的な連絡は同窓会の基本であり、会員数約6,500名の組織が一体化するうえで最も大切なことです。関東支部、関西支部の最新名簿とも照合しながら整備します。また、現在は、新卒者(新入会員)は就職後に連絡先を東山会に連絡してもらうか、あるいは名古屋大学の全学同窓会システムに本人が登録してもらう必要がありますが、今年度からは、就職前の在学中に今後の連絡先を明記した連絡書を東山会宛に出してもらうことを始めようとしております。こうした名簿の再整備や新たな管理方法を通じて若い世代への発信力も高め、新たな展開につなげていきたいと思います。

 今後も会員の皆様には絶大なご支援とご協力をお願いいたします。

トップ > H26 会報 > 会長からの便り/div>